刻々とスモーカーには不便な環境になっています。肩身の狭くなったスモーカーは、煙草のお値段や健康への配慮からか、こんな声がよく聞かれます。
「私は意志が弱いんです。自分を変えたい、なんとか意志を強くする方法はないですか?」
確かに、煙草をやめたくてもやめられないという声は、昔からよく聞かれます。
禁煙外来や禁煙ガム、いろんな手法を試したけれど、意志が弱くて…。
ならば、意志を強くする鍛錬はどのようにすれば良いかと賢人に聞いてみました。
その答えは、
意志なんて弱くて良い
意志と想像力が争えば必ず想像力が勝つ
自律神経系は無条件に想像の影響を受ける
前提認識
自律神経系は無条件に想像の影響を受ける
たばことがんの因果関係
たばこと歯周病
まとめ:東京オリンピックを機会に喫煙率を半減してみよう!
これを深掘りしていきます。
意志なんて弱くて良い
賢人の答えはこうでした。
「意志なんて強くなくても良いのです」
どんなに歯を食いしばって禁煙しても、食後にうまそうに一服している自分を想像したら、
いてもたってもいられなくなります。我慢は文字通り個人差があるので数値化できないですが、相対的に我慢の先にあるのは限界です。その我慢が終わった先に解き放たれることをモチベーションにするので、意志の力では禁煙はできないそうです。
条件を認識することで解決するようです。
意志と想像力が争えば必ず想像力が勝つ
条件を認識したら、それをひたすら想像するのが良いそうです。
・意志と想像力が争えば必ず想像力が勝つ
・意志と想像力が一致すればその力は和でなく積である
・想像力は誘導が可能である
「想像」は人間をコントロールする操縦機です。
自律神経系は無条件に想像の影響を受ける
意志を強固に発動するというのは、気の進まないことが多いものです。
そこで出てくる言葉が「~しなければいけない」
そういう時は、なるべく想像力を発揮して、好きになるとか楽しくなる方向へもって行きましょう。
自律神経系は無条件に想像の影響を受けると言われています。
大切なのは、想像すること。想像したらもう、半分は成功しているそうです。
前提認識
人の意思決定とは、論理展開で結論を出しているのだそうです。その結論のベースになっているモノ・コトに客観性がなないと信憑性のない結果を招いてしまう。つまり、意思決定は前提に依存するということです。ならば、最初から明確な論理を自分の脳裏に教え込んであげれば良いのでは?
*JT全国喫煙者率調査より
グラフを見てわかるのは、平成の30年間ですべての世代がおおよそ半数ほどに減少していることです。この禁煙意識の植え付けに一番効果を発揮しているのは病気への危機意識だそうです。
たばことがんの因果関係
現在、喫煙による癌の因果関係が証明されているのは、
鼻腔・副鼻腔、口腔・咽頭、喉頭、食道、肺、肝臓、胃、すい臓、膀胱、子宮頸部の各部位です。その他、腎臓障害や糖尿病との因果関係も報告例があります。
たばこと歯周病
見落としがちなのが、歯周病です。喫煙者のほとんどが歯周病になりやすく悪化しやすいと言われています。煙を吸うことで口腔内が乾燥し、ニコチンの作用で歯肉の腫れや出血します。また、免疫機能が低下するため、吸わない人よりも治療が長期間になりやすくなります。
たばこと税金
喫煙者の援護射撃として、喫煙による税金を考えてみましょう。
現在、煙草代金の約6割が税金と想定されます。1箱500円として、1日1箱のペースで吸えば、300円が税金、1年間では約11万円ほどの納税となります。
しかし、厳密には、喫煙に起因する病気によってかかる医療費の負担は、煙草の購買による収入を大きく上回っています。
まとめ:東京オリンピックを機会に喫煙率を半減してみよう!
世界的な統計を見ると、日本人の喫煙率は、男性が33.7%で70位、女性が11.2%で55位となっているそうです。 (2018年調べ)
男性は、G7(先進7カ国)の中ではフランスの35.6%についで、日本は2番目。
オリンピックになぞらえて、禁煙率国家のメダル争いに参加しよう!
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