「名前探しの放課後」 キャストの配置リンクとは?
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written by Masatetu Akimoto

「名前探しの放課後」 キャストの配置リンクとは?

更新日:2020年3月10日



本記事の内容

 

  1. 辻村深月さんの特選プロフィール

  2. 登場人物を探る

  3. ここがすごい!この物語の読みどころ

  4. まとめ:絶対読むべき一冊


 

まずは、辻村深月さんのプロフィールを独断で圧縮まとめ


       』『名前探しの放課後』『ツナグ


作品紹介:名前探しの放課後

内容 依田いつかが最初に感じた違和感は撤去されたはずの看板だった。「俺、もしかして過去に戻された?」動揺する中で浮かぶ1つの記憶。いつかは高校のクラスメートの坂崎あすなに相談を持ちかける。「今から俺たちの同級生が自殺する。(amazon 紹介文より)


2008年、第29回吉川英治文学新人賞候補作品

「今から俺たちの同級生が自殺する。でもそれが誰なのか思い出せないんだ」その言葉から繰り広げられる物語は、SF、青春、ファンタジー、ノスタルジーを彩ってミステリーに仕上げた辻村深月の意欲作。


主な登場人物紹介

主な登場人物は七人です。

依田いつか

自分の住む田舎な町にコンプレックスを抱いている高校1年生

坂崎あすな

身長は172cm いつかと同じ街出身の同級生でこの物語のダブル主役

長尾秀人

いつかの唯一の親友 陸上部所属

椿史緒

秀人との幼馴染 お嬢様学校の、礼華女子高に通っている

天木敬

成績優秀なサッカー部 生徒会長を目指している

河野基

自殺した有力容疑者 小瀬友春からいじめを受けている鉄道オタク

小瀬友春

バイク通学をしている陸上部のホープ 河野へのいじめが問題視されている


辻村深月さんのミステリーは、その世界観の妙から独特なファンを作り上げています。

本作も見事なまでの仕掛けに加えて、視点を変えた構成で読者を虜にします。


本来のミステリーとは、謎を「解く」ことで物語は完結するが、この物語は「探す」をテーマにしているミステリー

ここがすごい!この物語の読みどころ


高校生が仲間を助けるために奔走する姿に、リズムやハーモニーを感じざるをえない。


ちょっと面白い設定(ネタバレなし)

ジャスコの屋上がでてきます。2008年ですから、まだ「JUSCO」の名称はポピュラーだった。

ミステリーですが、「タイムスリップ」します。青春から始まってすぐにSF、はたまたミステリー。

主人公のいつかは水泳の選手だったこともあり、水泳のシーンがでてきます。

主人公明日なの祖父は「グリル・さか咲」を経営していて、美味しそうな料理の描写がでてきます。



作品リンクの妙


辻村深月ワールドは、書き手の独特なトーンで成しえていて、「凍りのくじら」「子どもたちは夜と遊ぶ」「ぼくのメジャースプーン」といった作品のリンクを楽しむことで、ゾクゾクとする裏打ちを知れる。このセンスはミステリーでいうトリックとは味が違ったどこか優しいゾクゾクです。




記事のポイントをまとめます。


 

・辻村深月さん辻村深月さんの魅力が詰まった代表作

展開がスピーディなのと期間が決まっているので、ついつい読み進めてしまう集中読了型

・高校生の登場人物の言動や行動に、得も言えぬ青春風物が感じられる

・いじめ→自殺阻止がテーマ

・最後の「事実」で読了感が膨れ上がる。


というわけで、絶対読むべき一冊に上げたいです。


 

辻村深月さんのwikipediaは こちら

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