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written by Masatetu Akimoto

【人気の秘密】 有村架純の人気の秘密を探る

更新日:2020年6月6日


                   

 

 


Point 優しい微笑み、誠実な対応、彼女が真摯に取り組むその理由を徹底分解

「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」で、その姿を見たときに、驚きを隠せなかった。芸名を覚えるに至らなかったが、役名の「雅」は、一瞬で視聴者を引きつけた。堤幸彦監督にして、豪華個性派役者陣に混じっての存在感。


思えば、有村架純は役名で呼びたくなる女優だ。


演技は女優とは違った個性を染みさせる役柄。


「ひよっこ」のみね子、「中学聖日記」の聖(ひじり)、「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」の音(おと)、『映画 ビリギャル』のさやか


1993年2月13日生まれ、兵庫県伊丹市に生まれたその愛くるしい個性は、何度もオーディション落選を経験していたという下積み時代がある。


その下積み時代に得た「ひたむき」で、「真面目」で、「一途」な役柄の第一人者に成り上がった。優しいイメージに反して芯の強さを感じるのは、下積みあっての姿だ。


そして、その普遍的な魅力は、老若男女、幅広くファンに支持される要因であり、それは、当たり前のように女王となるにふさわしい魅力だ。


優しいのに、柔らかなのに、フワフワっとしたイメージなのに、確実にロックオンする力


今や、有村架純は、世界最強の武器を持つおっとり女優なのだ。


おそらく、未来永劫、彼女はこの確固たる芯の強さで、芸能界を君臨していくのだろう。


さて、今回は、その有村架純の人気の秘密を徹底分解


ということで、

そんな僕が見つけた有村架純の人気の秘密をこちらの5点で説明していきます。



目次


 

1. 有村架純五変化 〜マーニー〜

2. 有村架純五変化 〜春子〜

3. 有村架純五変化 〜さやか〜

4. 有村架純五変化 〜みね子〜

5. 有村架純五変化 〜聖〜


 


を深掘り。



1. 有村架純五変化 〜マーニー〜




有村架純は、デビュー当初に一度、ジブリ作品のオーディションを受けたことがあった。

落選したオーディションこそ、かぐや姫の物語

デビュー間もない時だったとはいえ、この時の経験をバネにリベンジを強く思った有村架純


だから、『思い出のマーニー』にかける思いは大きかった。


『思い出のマーニー』は、宮崎&高畑両監督が製作に一切かかわらない初のジブリ作品として、ある意味、懐疑的な目で注目を集めた米林宏昌監督


声の仕事だからというわけではないが、この役は、有村架純の「優しい声」が見事にマッチしている。


スタジオジブリの作品で声優デビューを飾るという不安や苦労、プレッシャーは想像に難くない。


高月彩良という、こちらも声優初挑戦となったヒロインとのバランスも、有村架純の透明感がより相乗的に表現できた理由であろう。


本来の声よりも、やや抑えた声のトーンで演じているマーニーだが、有村架純の声に合っていると好評だった。声が合っていたというよりも同化していたに近いほど心地が良い。


有村架純が染まるのか、有村架純に染まるのか、変化の妙


2. 有村架純五変化 〜春子〜





小泉今日子演じる春子が、かつてアイドルを夢見て上京したときの姿を演じた「あまちゃん」


往年のトップアイドルで、数多くのファンを持つ「キョン2」の若い頃ということで、かなりの緊張を背負った役柄だったであろう。


しかしながら、物語が進むにつれ、有村架純はその存在を浸潤させ、しまいには小泉今日子を凌駕してしまった。

この時、初めて有村架純を観た多くの人に、「小泉今日子のアイドル時代にそっくりだ」と思わせた。

確かに、昭和のアイドルの要素をあしらっていたが、その顔立ちは全く違うにもかかわらずこの反応であった。


視聴者は、この驚きに注目し、やがて、この作品に大抜擢でスパークした能年玲奈をも食ってしまうほどの存在となった。


主演ではなく、助演の、それも大人気アイドルだった小泉今日子の若年時代役、ともすれば、回想役になってしまうこの役にも見事に有村架純は染まった。






3. 有村架純五変化 〜さやか〜





「あまちゃん」でブレイクを果たした有村架純は、いきなりの主役ロードに行かず、幾つかのバイプレイヤーを経て、満を持して主役として挑んだ作品が「ビリギャル」


「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」


さすがに、柔らかでスウィートなイメージの彼女が、活発で破天荒な、そして勉強でのし上がるという役所はミスキャストと噂されたが、ここでも有村架純はオーディエンスの心を掴む。

清楚で優しいと思われていた彼女が、金髪ギャルだから可愛いと言わしめたのである。

限界ギリギリのミニスカ、派手なメイク、さらには粗野な言葉遣い。

彼女の持つ要素は一つもなく、慶應大学合格となる勉強娘のプロセス。

ギャップがあるどころではない。


有村架純自身、迷ったこの役に見事なまでに染め抜いたのは、原作者本人との関わりに合ったという。

会ってみて「根本がとてもピュアな人」という印象を持ったという有村。さらに台本を読み込む上で、「やろうと思ったことを全力で楽しんでいる人」「自分ではなく、他人のために頑張れる人」だとひしひしと感じたのだそうだ。


あえて、真逆の役で主役を全うし、自分の代表作にした彼女の真骨頂はここにある。



4. 有村架純五変化 〜みね子〜





戦後の高度経済成長期、日々変わりゆく日本の中で変わらない人情をベースに、微笑ましい日常に寄り添った群像劇。

ある意味、ソフトだけど芯が強い有村架純のパーソナリティが出やすい作品ではあるが、これはNHK朝の連続テレビ小説である。

さらに、実在した人物でもない集団就職した田舎者の役、メリハリがつけにくいことも事実。


しかし、有村架純はここでも不思議を作り上げる。

土曜日は視聴率が下がると言われている朝ドラの筈が、視聴率が高い。


「波乱万丈な女性の半世紀」が王道の朝ドラにあって、田舎娘が東京に出稼ぎに行った数年間の物語では、あまりにも抑揚がなさすぎる。


脚本家・岡田惠和は、最初はもう少し長い時間を書く予定だったそうだが、みね子の成長物語ではなく、みね子のパーソナル・ストーリーであることが、昭和のノスタルジーとそこにいた人間を描きやすかったことと、抑揚のない物語を演じ続けられる有村架純であるからこそできたのである。

5. 有村架純五変化 〜聖〜




スタート時から、その設定に非難が集まった『中学生日記』


中学生とその教師の禁断の恋が、倫理的に受け付けられないばかりか、相手役の岡田健史が、妙に生っぽくて気持ちが悪いとTwitterを賑わせた。

有村架純にしてみれば、高評価だった「ひよっこ」の後の民放連ドラ単独主演作。

中学生に見えない中学生相手にキスシーン、ハラハララブストーリーと、先入観や偏見の塊のネット民の標的になる壁だった。


しかし、このドラマが、「中学聖日記 特別編」として11日間にわたって深夜に放送される。


放送開始時は賛否両論だったが、回を追うごとに評判を呼び、最終回では番組最高となる平均視聴率9.6%(をマークし、有終の美を飾った人気作となったからだ。

ここでも、有村架純は壁を超えた。


そして、今まで演じた役と同じように、このドラマの主人公「聖」もまた、有村架純が染め上げて、人の心を撃ち抜くほどの印象を作り上げた。


今後も、どんな物語でも、彼女が演じる役を染め上げていくのは間違いない。



だから、

優しい微笑み、誠実な対応、彼女が真摯に取り組むその理由を探ったら、そこにはどんな役も有村架純色に染め上げる見事なまでの女優力を備えていた。


さて、有村架純さん、あなたは彼女の見方が変わりましたか?

 

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